2019年度(令和元年)第1回定時総会において、理事の承認をいただき、合わせてその後の理事会において第3代会長に選出されました、石川和德でございます。
2001年に沖縄県社会福祉士会に入会し、福祉マップ作成委員会委員長、成年後見・権利擁護委員会及びぱあとなあ沖縄運営委員長を担うとともに、2009年の法人設立理事として、2017年からは副会長として、今日まで関わらせていただきました。
社会福祉士会結成25周年、法人化して10年、令和になっての会長交代です。
竹藤前会長には、社会福祉士の資質と、社会的地位の向上、沖縄県社会福祉士会の発展のために本当にご尽力いただきました。この間、一緒に活動させていただき、勉強させていただけたことは、私の自信と成長に繋がっていると、心より感謝申し上げます。これからは、当会のスーパーバイザーとして、更なるご指導・ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
私は今、とても嬉しいです。このような大役を担わせていただけることに感謝の気持ちでいっぱいです。目の前の対象者や、社会の幸せのために心を尽くす社会福祉士に誇りを持っております。だからこそ社会福祉士会会員が、会員としてのメリットを実感できる会にしていきます。「メリットを実感できる会」とは、会員それぞれが、個人としての成長を感じられる機会が与えられるということです。
それはなぜか!
社会福祉士の倫理綱領では、ソーシャルワークの知識、技術の専門性と倫理性の維持、向上が専門職の職責であるだけでなく、サービス利用者は勿論、社会全体の利益に密接に関連していると謳っています。
我々は、愛の溢れる福祉社会を創造しているのです。
これは、ソーシャルワークの定義にある、社会の変革を進めるということでもあります。
愛の溢れる福祉社会とは、助けあい、支えあい、励ましあい、認めあい、許しあい、愛がいっぱいの地域共生社会の実現です。
地域共生社会の実現とは、地域暮らす人々の、権利を護るシステムを創っていくということです。権利擁護支援の地域連携ネットワークを構築していくのです。
地域の住民をはじめ、関係する機関やサービス、専門職が連携していくネットワークです。その中心に社会福祉士がいるのです。
今、社会福祉士の時代です。
倫理綱領を背負う、社会福祉士会に所属し、日々自己研鑽することで、誰もが認める社会福祉士像を創っていきましょう。
具体的数値目標として、入会率3割を目指します。現在県内におよそ2500名の社会福祉士がいると言われております。3割であれば、750名です。現在500名超です。年々社会福祉士は増えますので、在任中1000名を目標に入会促進に力を入れます。
「メリットを実感できる会」にするためには、生涯研修制度の充実と、県内のどこに住んでいても、学習の機会を得られるよう、ICTの活用を進めます。
さあ、みなさま!
それぞれの使命を果たすために、輝いていきましょう。
一般社団法人 沖縄県社会福祉士会長 石川和德